使えるLabVIEWテクニック　マンデルブロ集合を描画する

マンデルブロ集合を描画する [ Mandelbrot ]

フラクタル図形の代表的な例として知られる、マンデルブロ集合を描画するサブVIを作りました。

実用的な用途は無いですが、いろいろな場所を拡大してみると、様々な模様が見られます。

この、マンデルブロ集合の生みの親、数学者のブノワ・マンデルブロ氏が、今月2010/10/14に85歳で亡くなられました。

ご冥福をお祈りします。

設定値を入力して実行すると画像が出力されます。

設定値は以下の通りです。

"rN"：縦（Y軸）方向の画像サイズ

"rmax"：Y軸の最大値

"rmin"：Y軸の最小値

"iN"：横（X軸）方向の画像サイズ

"imax"：X軸の最大値

"imin"：X軸の最小値

"d"：収束を判断する繰り返し回数の上限

コネクタ画像

フロントパネル画像

三重のループで演算を行います。外の二つのループは、平面上の各点の計算を行うために、位置をずれして計算を行っています。

中心ループは値が収束するまで演算を繰り返します。繰り返しの上限を増やすとより広い領域に図形が表示されますが、時間がかかります。

ブロックダイアグラム画像

テスト用VIも作りましたのでご利用ください。